女性のファッションに対する興味関心の変動を、
おもしろい例えで表現していたので、食らいついてしまいました。
一体どういうこと?
というと、
スマホが登場する前の時代では
「ファッション雑誌ベース」で選ばれていたコーディネートが、
今や「人ベース」になったとのこと。
枠を超えて、個人が自由に選びやすくなっているイメージです。
一見、幕の内弁当(雑誌)も選べることは選べますが、
幕内弁当の中での話。
ケーキビュッフェは、雑誌の枠を超えて、選び放題みたいなイメージ。
※以下参照記事引用
http://shogyokai.jp/articles/-/1110
幕の内弁当からケーキブッフェへ 変化した情報のとり方――その境界線が曖昧になったきっかけはなんだったのでしょう?
「大きなきっかけはスマホの登場なんじゃないかなと思います。
それまでファッション誌が担っていたセグメントの枠が、スマホの登場によってより小さなものになりました。その結果、ファッションは雑誌じゃなくて、人に帰属する時代になったと思うんです」
――確かにそうですね。全然ギャルじゃない子も、この子のメイクが好きだから、という
理由でギャルのアカウントをフォローしていたり……。
「世の中のそういった流れに合わせて、『ViVi』の中にも色んな個性が集まってきました。以前ならできていた“ViViっ子”の定義が、ものすごくふわっとしたものになりましたよね。
SNSの世界では好きな人をフォローすることで、自分だけのメディアが作れます。つまり、スマホは自分の“好き”を凝縮した個人メディア。
自分が好きな人を好きなだけ集めればいい。まるでそれは“食べ放題のビュッフェ”のようだと思うんです」
――食べ放題というのは、面白い表現ですね。
「これに対していうならば、以前の雑誌は“幕の内弁当”でしょうか。お弁当屋さんによって中身は変わるんだけど、中でもここのお店の幕の内弁当は、主菜から副菜まで全部気に入っているという状態。だから、『ViVi』が紹介するスカートは絶対可愛いに決まっている、とか、『ViVi』に載っているんだからこのモデルはかっこいいんだ、とか、信頼していたんですよね」
――それが今は、食べ放題……。
「そうです、自分の好きなモノを好きな量だけ。それがスマホの中に詰まっている……ケーキブッフェのような状態なのかな。しかも、それをある程度自分の好きな見え方で保存しておくことができるのも魅力ですよね。
これは実は社会も同じで、組織がゆるくなって個人が強くなりました。大衆から、個の時代。
くくりというものがあやふやになって、1人1人のライフスタイルや1人1人のファッションが別なので、同じところにいるから同じ服が好きというわけではないんですよね。
そういう時代に対応するために、雑誌はInstagramの画面のように“ケーキブッフェ”化していった。でもそうなると、雑誌の色はどうしても薄くなってしまいます。この時代になるほどに、境界線は曖昧になっていくのです」
うーん。おもろい。
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